F1
2008.10.31 Friday
Canon EOS40D EF-S17-55mm F2.8 IS USM
F1で現在論争を呼んでいるのが・・・「スタンダードエンジン化」
F1でスタンダートエンジン導入が論争をよび、2週間前のFIAとFOTAとの会議で、コスト削減の代替案が提示されると思われている中、FIAは単独サプライヤーとの手続きを進行している。
これに対しフェラーリは
「F1における費用の実質的かつ必要な削減について全面的に関与し、推進力をもって着手することを改めて表明する一方で、フェラーリ取締役会はスタンダードエンジン導入に関する計画に強い懸念を示す。それは、フェラーリが1950年から継続的に関わり続けてきたこのスポーツの存在理由を損う可能性があると感じるためであり、その存在理由は主に競争と技術開発に基づいている」
トヨタは
スタンダードエンジンを「F1撤退の理由になりえる」と発言
2009年もレギュレーションは大幅に変更されるよう
スリックタイヤの復活
1998年に禁止されたスリックタイヤが2009年に復活する。これまでのグルーブドタイヤに比べグリップは高まるが、グリップするにはより充分な加熱が必要とされる。
タイヤ・ウォーマーの禁止
2009年のレギュレーションでは、タイヤ・ウォーマーの禁止が議論されている。ただ、スリックタイヤのグリップを得るには充分な加熱が必要であり、テストを行ったミハエル・シューマッハをはじめ、F1ドライバーは疑問を投げかけている。
KERSシステムの導入
運動エネルギー回収システムであるKERS(Kinetic Energy Recovery System)システムは、ブレーキング時に発生するエネルギーを蓄積し、推進力に変換、運動エネルギーを回生し再利用するシステムだ。各チームは、マシンのひとつの車軸から60kWのエネルギーを引き出すためにKERSし、これによってドライバーは1周あたり400kJのエネルギーを「ブースト」ボタンにより利用できる。
ダウンフォースの大幅な低減
よりオーバーテイクを容易にするために、マシンのダウンフォースは約50%まで削減されるとされている。ウィングの寸法の規定や、ウィングレットの廃止などが議論されている。
CDGウイング
2008年では延期されたCDG(センターライン・ダウンウォッシュ・ジェネレーティング)ウイングも検討されている。ニ分割されたリヤウイングは、マシン後方の乱気流を抑え、オーバーテイクを比較的容易にする目的で考案された。